2月上旬に京都市東山区のねねの道を歩いた後、大谷祖廟を訪れました。
大谷祖廟は、東本願寺の親鸞聖人の廟所です。
旅行者に人気の円山公園の南隣に建っていますが、人はそれほど多くありません。
冬が続く境内
大谷祖廟には、京阪電車の祇園四条駅から東に約10分歩くと到着します。
大谷祖廟の長い参道にやって来ました。

参道
上の写真は、参道の中ほどから撮影したものです。
西から東山に向かって石畳が延びています。
参道の先に建つのは総門です。

総門
石段上に建っていると、堂々として見えますね。
総門をくぐると、再び石段が現れます。
石段は、L字に曲がっているため、総門付近からは境内が見えにくくなっています。

石段
石段の先には、意味ありげにいくつも石が配されています。

石組
この近くには、梅が植えられているのですが、まだ咲きそうな気配はありませんでした。
芝生も茶色く、まだまだ冬が続いています。
手水鉢に添えられた黄色い菊が、明るく感じますね。

手水鉢
サザンカは、まだ多くの花を咲かせていました。

サザンカ
でも、足元には散った花がたくさんあり、また、咲いている花もしおれてきています。
それでは、本堂にお参りをしましょう。

本堂
本堂内に入ることもできますが、今回は外からお参りしました。
本堂から南に少し歩いたところに建つ鐘楼。

鐘楼とサザンカ
鐘楼近くのサザンカも、花がしおれてきています。
それでも、たくさんの花を咲かせていますね。
鐘楼近くの石段を上ります。
その先に親鸞聖人の御廟があります。

御廟
いつ見ても、金ぴかの唐門が美しいですね。
御廟には、親鸞聖人の遺骨が納められています。
他にも、東本願寺の歴代門主や門徒の遺骨も納められています。
また、境内の南側は墓地となっており、たくさんのお墓があります。
毎年お盆になると、東大谷万灯会が行われ、夜の墓地に提灯が灯されますよ。
御廟にお参りを済ませ、石段を下ります。
そして、総門の近くに戻って来ました。
総門の脇には太鼓堂が建っており、その屋根の向こうの山の頂に雪が積もっているのが見えました。

太鼓堂の屋根
京都市内で数日前に降った雪は、ほとんど融けていましたが、周囲の山々では、まだ薄っすらと雪が残っていました。
今年の京都は、梅の開花が遅れており、春が遠いですね。
なお、大谷祖廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。